読書記録:2012年3月

でぶじゃないの

メグ・キャボット 「でぶじゃないの、骨太なだけ」

シリーズ3作目。主人公の元アイドル歌手のヘザーちゃんが、変わらずケナゲでいじらしい。
ベベ・ベネット・シリーズと重ねてしまうところもあるんだけど、色々ダメダメなヘザーは、更に身近。
ようやく実った恋が、上手くいきますように。


シャンハイ・ムーン

S・J・ローザン 「シャンハイ・ムーン」

大好きなこのシリーズも、すでに9作目になるのだけど、マンネリどころか、作を追うごとにレベルを上げているのが、すごいったら。
今回はリディア視点で、雨降って地固まるようなビルのサポートが、一層頼もしい。
各人の辛い過去が絡まって、胸が痛くなくほどの切なさを覚えるのは、このシリーズならでは。


探偵稼業

レジナルド・ヒル 「探偵稼業は運次第」

名前は聞いたことはあっても、読むのは初めてなシリーズ。
軽妙なシャレの連発は、私のタイプのはずなのに、なぜかノるのに時間がかかってしまい。
後半になって、ようやくぐんぐんとページをめくる手が進み、別な本も読んでみたくなって、一安心。(なぜだ)


五番目のコード

D・M・ディヴァイン 「五番目のコード」

すごい・すごいと唸るディヴァインの作品だけど、最初から中盤にかけては素晴らしいものの、最後の方にやや肩透かし感を覚えたのは、やはり初期の頃の作品であるせいか。
でも彼の本は、中身を見ずとも、これからも買ってしまうだろうなあ。


夜明けのパトロール

ドン・ウィンズロウ 「夜明けのパトロール」

ここ数作のドン・ウィンズロウは、本当にすごい。
ニール・シリーズの頃はそこまでとも思わなかったのに、「犬の力」あたりから、単発で畳み掛けるような文章と描写で、ページをめくる手が止まらない。
訳文の良さもあるのだろうけど、彼自身の文体も変わったのかな。(原書を読めよ)


殺し屋

ローレンス・ブロック 「殺し屋」

殺し屋ケラーの連作短編集。
ちょー凄腕というわけではないけれど、着実に仕事をこなすケラーの、等身大のスリル感が快い。
その中で、犬や彼女との顛末や、老いたボスへの思いなど、しんみりさせてくれるエピソードも、適度に散りばめられている。


リザ・スコットライン 「見られている女」

古いお気に入り本を、久々に読み返す。
弁護士や裁判官など、女性の法従事者を主人公にした彼女の作品は、どれを読んでも面白い。
この本は彼女のデビュー作にあたり、やや詰め込み過ぎ気味でもあるのだが、ハラハラ・ドキドキのサスペンスと、メアリーの悲哀や焦り、愛情が、素直に迫ってくる良作。


ゴールデン・パラシュート

デイヴィッド・ハンドラー 「ゴールデン・パラシュート」

軽妙洒脱といえば、ハンドラーのホーギー・シリーズが真っ先に浮かぶのだけど、別シリーズのこちらは、ホーギーとは色をかなり違えるものの、1作目から一気にお気に入り。
シリーズ3作目の今回も、裏切られない面白さ。
なんだが、あの終わり方はないだろう! 明日にも4作目を出してください!(必死)


小澤征爾さんと

村上春樹 「小澤征爾さんと、音楽について話をする」

クラシックを知らない人にも楽しめる、という評判ではあるが、ある程度知っている人の方が、更に楽しめると思われる対談集。
世界の巨匠の小澤氏の、温かい素顔を見事に引き出した、村上さんの手腕と知識も素晴らしい。
スコアを譜面台に立てながら、オケの練習にのぞんでいた学生時代の仲間と自分を思い返しては、ひたすらに懐かしく、また戻りたく。

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マンガの新作は、友人から借りた以下の3作。

「あずまんが大王」全3巻

「看護助手のナナちゃん」1・2

「MOON-昴 ソリチュードスタンディング」1~7巻

自分で買った新刊は、

「ちはやふる」15巻
「3月のライオン」7巻
「銀の匙」2巻
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  by wordworm | 2012-04-04 12:56

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