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読書記録:2013年10月

百番目の男

ジャック・カーリイ 「百番目の男」

シリーズの2・3巻を先に読んで面白かったので、遅ればせながら1巻目を手に取った。
先々の為の伏線や謎を巧みに配しながら、これはこれで、そうか!と納得して読まされてしまう力量。
そして先を読んだ時に、ええっ!? と驚かされるという仕組み。
続刊もまた発行されたので、着実に追っていきたいシリーズの一つ。


チャーチル閣下の秘書

スーザン・イーリア・マクニール 「チャーチル閣下の秘書」

コージーかな、と思って読み始めたら、良い意味で予想外に面白かった本。
戦時下で、しかもまだまだ女性の地位が低い時代、才気煥発であるがゆえに苦しい主人公。でも時代だけじゃない、過去の絡みやあれこれも。
なんだかスパイアクション的な要素も出てきて、ちょっと不安な面もありつつ、でも続きが楽しみ。


フリーファイア

C.J.ボックス 「フリーファイア」

どうしようかなー、と思いつつ、続きを読んでしまうジョー・ピケット猟区管理官のシリーズ、6巻目。
何が辛いって、正義を貫いているが故に不遇な身に追い込まれる主人公の境遇。カウボーイの常道ではあるのかもしれないが。
今作でもそれは続いていて、更なる悪役とか、唯一の味方のピンチとか。
またセッショウなところで終わってしまったので、これまた続刊を買わずにはいられないんだろう。


涼しい脳味噌

養老孟司 「涼しい脳味噌」

養老先生のエッセイも、何冊目になることか。
おっしゃっていることはずっと変わらないし、文調も変わらないのだけど、それが元々好きだから、やっぱり手に取ってしまうのだな。ブッ○オフで105円だったしな。(台無し)
それでもあちらこちらに散りばめられた、はっと気づかされる一言や、知らなかった知識のカケラ達。
何回でも安心して読めて、長く少しずつ読みたい本ばかり。


八方破れの家

ジル・チャーチル 「八方破れの家」

さすがにダレ気味?と思っていたシリーズだけど、今作でちょっと今後の展開が楽しみになったかも。
といっても、本筋のミステリーの方ではないのが申し訳ないが。
謎解きの方は、むしろ今作はかなりヘタレ級。相変わらずの会話やキャラクターの魅力で読ませてはくれるんだけどね。


八百万の死にざま

ローレンス・ブロック 「八百万の死にざま」

ハードボイルドの代名詞のような古典の第一作。
昔に買って、何度も読んでから手放したのだけど、また読みたくなって買ってしまったの。
切なくて、タフで、強くて、ハードボイルドの要素が全部詰まってる。というより、このシリーズがあったから、ハードボイルドがこういうイメージになったのかも、と思うくらい。
改めてシリーズをそろえてみようかな、と考え中。


ロゼアンナ

マイ・シューヴァル、ペール・ヴァールー 「ロゼアンナ」

なんでこの本を買ってみようと思ったのか思い出せないのだけど、淡々と読めて面白かった本。
コイツが犯人か、と思ってみたら、全然違ったりして、するりするりと流れていくストーリー。
私が10歳にならない頃の発行と知って驚いた。
北欧ミステリーが話題になっている昨今だけど、まずはこちら在りきであったのだな、と実感。


白雪姫には死んでもらう

ネレ・ノイハウス 「白雪姫には死んでもらう」

前作がすごく面白くて、続きの翻訳を楽しみにしていたシリーズ。
また切なくて遣り切れない出来事の連続で、読み進むのに力がいるのだけど、それでも読ませてしまうところが、改めてさすがと思う。最後は、身体も心も痛くなる。
主人公の境遇も含めて、また続刊を楽しみに、じりじりと待つ。

*-*-*-*-*-*-*-*-*


村上もとか 「JIN―仁― 」全13巻

TVドラマでも話題になった原作、なんで今頃、なのだけど、友人が貸してくれて大喜びで読破。
村上氏の作品はかなり昔から好きなわりに、これはまだ買ってなかったんだよね。
真っ直ぐで気恥ずかしいところもあるぐらいなのだけど、優しい古臭さがいつも好き。
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  by wordworm | 2013-11-25 10:52

読書記録:2013年9月

九十歳の誕生パーティ

レスリー・メイヤー 「九十歳の誕生パーティ」

主婦探偵ルーシーのシリーズ、第9弾。
もう読まなくていいかな、と思いつつ、読んでみると、コージーとしてはそれなりにしっかりした筋立てになっているので、ついついまた次も買ってしまうんだな。
私の好きな脇役キャラのミス・ティリーが大変なことになる今作。今までで一番犯人がわかりやすかったというか、これミステリー?というぐらいに単純で腰砕け。
むしろ、ミス・ティリーがどうなるか、というドラマ的な方が重点だったのか?
それでも、それなりに楽しく読ませるのはさすが。


貧乏お嬢さま、メイドになる

リース・ボウエン 「貧乏お嬢さま、メイドになる」

大好きな、ちょっと昔のロンドンを舞台にしたミステリー。
英国王族でありながら貧乏なジョージーの奮闘記でもあるが、彼女の世慣れなさと、逆に妙に世間を知っているところが面白い。
大変なのに、決してめげない。投げ出さないノブレス・オブリージュ。こういうのを読むたび、好きだなあ英国、としみじみしちゃったり。
タイトルの「メイド」シーンがあまりなかったが、新しいコージーとして、ぜひ次作以降も翻訳してほしい。


お菓子の家

カーリン・イェルハルドセン 「お菓子の家」

またまたスウェーデンミステリー。ショーベリ警視シリーズの初翻訳。
緻密に仕立てられた筋立て、入り組む登場人物で、読み応え十分。最後でやられ、最後の最後でまたやられる、という仕掛け。
子供の凄惨ないじめが多数出てきて、そういう部分は相当辛かった上、ラストもハッピーとは程遠い。
のだけど、良いミステリーに会った、という充実感は大したもの。


偽りの街

フィリップ・カー 「偽りの街」

最近なぜか「ハードボイルドを読みたい」気分に駆られて、古い本を読み返したり、ちらほらと買ってみたり。
その中の1冊のこちらは、ナチ党独裁時のベルリンが舞台で、ユダヤ人への迫害ぶりや戦時中の重苦しい空気に眉をしかめっぱなしなのだけど、さすがにファンが多い作品だけあって、期待したハードボイルドのラインを楽々越えてくれた。
……んだけど私に限っては、最後の方のレ○プシーンで全て台無し。これがあっただけで、大抵の作品は再読できなくなるどころか、本を見るのも辛くなってしまうんだな……(ということで、お蔵入り)


アイスクリン強し

畠中恵 「アイスクリン強し」

畠中さんの本もご無沙汰してるよなあ、と思って、ついつい買ってしまった「若様組」シリーズ。
明治になったばかりの江戸ならぬ東京で、処遇に困って警官になった華族の若様達&洋菓子店を開いた真次郎達の活躍ぶり。
ほのぼのシリーズで、重い人間ドラマなどは一切ないのだけど、文明開化の混乱振りや、育ちの良い若者達の逞しさが楽しい。
何より、ビスキットやアイスクリン、チヨコレイトなどの西洋菓子が美味しそうったら。スイーツブームの原点ここに在り、でヨダレモノ。


メモリー・コレクター

メグ・ガーディナー 「メモリー・コレクター」

心理検死官ジョー・ベケットのシリーズ、第2弾。今度は記憶障害を起こす恐ろしい菌の感染騒ぎに挑む。
すごくアメリカらしいサスペンス、アメリカらしい主人公&キャラクター達。アクションあり、銃あり、カーチェイスありで、娯楽に徹しているのを素直に受け入れて、素直にきゃー・わー、と楽しめる。
ただ、菌の感染現場が飛行機内で、しかも感染したアテンダントが狂って、ドアを開けて機外に飛び出してしまうシーンがあるのだけど、これを読んだのが日本行きの飛行機内だった我が身の不幸ぶりが……


チェーザレ ルネサンスの女たち わが友マキアヴェッリ

総領冬実 「チェーザレ」 1~10巻
塩野七生 「ルネサンスの女たち」 
       「わが友マキアヴェッリ」


番外編的になるけれど、友人から借りた「チェーザレ」が面白いのなんのって。ルネサンスあたりが大好物な私のハート、ど真ん中ストライク。(死語)
ついつい塩野さんの本も読み返しちゃったよ、という記録。
それにしても10巻出るのに10年かかってて、しかもまだチェーザレは学生のままですよ……取材にそれだけ時間をかけているということだそうで、またそれだけの出来になっているのは素晴らしいのだが。
これは一体いつ終わりになるのだろう。どうか「ガラスの仮面」化だけは避けてほしい。(切実)
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  by wordworm | 2013-10-19 10:02

読書記録:2012年5~6月

蜘蛛の巣 死をもちて赦されん フィデルマの叡智

ピーター・トレメイン 「死をもちて赦されん」
            「蜘蛛の巣」(上・下)
            「修道女フィデルマの叡智」


ずっと読んでみたかった、修道女フィデルマのシリーズ。1冊買ったら面白くて、次々と手を出してしまって、いかんいかん。(自重)
七世紀のアイルランドを舞台としている歴史ミステリーなのだけど、事件の謎解きだけでなく、キリスト教がローマ派が主流になるか、アイルランドの教義を守っていくか等の宗教史の側面もあり、読み物として十分に面白い。
著者は、ケルト文化で著名な学者だそうだが、専門知識の豊かさが、これほど物語を面白くするのだ、ということを改めて教えられたシリーズ。


蔵書まるごと

イアン・サンソム 「蔵書まるごと消失事件」

ダメダメ青年がようやく得た職が、片田舎の図書館の司書。
コージーだし図書館だし、と設定は良かったのだけど、ダメダメっぷりが些か鼻につくというか、そこまでいくと哀れで辛いというか。
温かな終わり方に救われたけれど、2作目を読むかどうかはギモン。


剣姫

クリスティン・カショア 「剣姫-グレイスリング-」

女の子が主人公のファンタジーで、ちょっと怪傑ゾロっぽい要素もあったりして。
賜(たまもの)と呼ばれる特殊な才能を持つ人々がいる世界なのだけど、その一芸が役に立つものかどうかによって、その後の人生が大きく変わる。
カーツァ姫の成長物語、恋物語、国取り合戦と、王道を揃えてて、各文学賞の受賞暦もすごい。
面白かったけど、ハマったというほどでもなく。


古書の来歴

ジェラルディン・ブルックス 「古書の来歴」(上・下)

以前にマミィさんから教わった本で、文庫になるのをずっと待ってたの。
勝手にミステリーかと思ってたら、や、ミステリーではあるのだけど、こういう形の話とは思ってなくて。
どの章もすごく面白くて、ページをめくる手が止まらないまま。
どんなものにも、どんな人にも、語り尽くせない物語がある。


金星特急6

嬉野君 「金星特急」6

大好きラノベの6巻。
嬉野さんは、ハードな描写がすごく上手くて、ラブシーンも硬めの言葉の羅列なのに、どうしてこれだけ、胸がしめつけられるような切なさが表現できるのか、としみじみ思う。
連載されている雑誌では、いよいよ次回が最終回。

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マンガの新作。

西炯子 「姉の結婚」1・2
大高忍 「マギ」1
池田乾 「戦うセバスチャン」1

「姉の結婚」は、今のところ良し。
こおゆう、性描写ありのマンガを、娘と一緒に読んでいる点で、なんか遠い目になっちゃった。

「マギ」は、1巻だけでは、まだなんとも。3巻以降から物語が動いていくらしいのだけど、1巻を読んだ限りでは、2巻を買う気力はまだ沸かず。
なんで最近の少年マンガって、ダンジョンとか武器とかHPとか、ゲーム系ばかりなのだ……

「セバスチャン」は、そのままブック○フ行きです。(酷)


続き物は、

獣木野生 「パーム」35

ずっとずっと大好きなマンガ。
そろそろ終わりなのだけど、待ち遠しいやら、その日が来てほしくないやら。
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  by wordworm | 2012-07-16 09:56

読書記録:2012年4月

死の扉

レオ・ブルース 「死の扉」

1955年に刊行された英国の名シリーズ、待望の復刊、だそうだ。
現代から見たら、トリックはそれほど、であっても、舞台設定や、主人公のキャロラス・ディーンの活躍ぶりが、レトロな香り満載で楽しい。


パイは小さな秘密を運ぶ

アラン・ブラッドリー 「パイは小さな秘密を運ぶ」

シリーズ3作目を読んで、なんでこれがそれほど人気なの?と思ったけれど、1作目である今作を読んで、ようやく納得。といっても、大納得ではないけれど。
勝気なフレーヴィアがなかなかいじらしく、思わず、もっと素直になりなよ!などと掛け声をかけたくなってしまう。


とんでもないパティシエ

J・B・スタンリー 「とんでもないパティシエ」

ダイエット・クラブ・シリーズも5作目。ほのぼのしたコージーが好きで、なんとなく読み継いでしまうシリーズの一つ。
だけど、さすがにちょっとネタが苦しくなってきたかな。舞台が一つのコージーでは、なかなか事件を起こすのも難しいよね。
ハンナ・シリーズと同じ流れにならなければ良いけれど。


紳士と月夜の晒し台

ジョージェット・ヘイヤー 「紳士と月夜の晒し台」

1935年刊行という、これまた英国の名作ミステリーの初翻訳。
作者はロマンス小説の大家であるそうだが、今作はロマンスはほのかに抑え、ゴシック風味を加味した本格ミステリとなっていて、大いに楽しめた。
2作目以降の翻訳が待ち遠しい。


闇の記憶

ウィリアム・K・クルーガー 「闇の記憶」

シリーズ物だそうだけど、第5作目の今作から読んだ。(またかよ)
寡黙で不器用で、色々背負いながら使命を果たすという主人公が、いかにもアメリカン・ヒーローで、ピケット管理官シリーズを思い出す。
しかしこのラストは、いやあ、どうしよう。絶対次も読まなきゃいけないじゃないか。


裏返しの男

フレッド・ヴァルガス 「裏返しの男」

大好きなヴァルガスの、大好きなアダムスベルグ警視シリーズ、なんと6年ぶりの翻訳。
どこが好きかって、謎解きや登場人物の魅力は勿論なのだけど、文や描写がすごくフランス的(当人の思い込み有り)で、そこがとてもお気に入り。
本作も、狼男?怪奇?とちらっと思わせて、何重もの綾を織って、その過程が魅力的でならない。


三つの秘文字

S・J・ボルトン 「三つの秘文字」(上・下)

と、フレンチなヴァルガスが好きなくせして、実は一番はやっぱり英国ミステリー。
シェトランドの閉鎖的な地方を舞台に、よそ者としてやってきた女医の苦悩と活躍。
色々とツッコミどころはあっても、筋立ての面白さとサスペンスで、ぐいぐい読み進んでしまう。
歴史的な部分で未だわからないところもあるが、相当に面白かった一冊。


卵をめぐる祖父の戦争

デイヴィッド・ベニオフ 「卵をめぐる祖父の戦争」

ポケミスでの発刊時から大評判だった今作、文庫本になって即買い。
これはミステリーではなく歴史物であり、第二次大戦時の旧ソ連とナチとの戦いが舞台。
人一人ごとのドラマが、どれほどちっぽけなものか思い知らされ、切なくて辛くて涙が出る。
が、ラストに少し救われる。


緋色の十字章

マーティン・ウォーカー 「緋色の十字章」

フランスのサンドニの小さな村で、警察署長を務めるブルーノ。
村人を守る、ということに忠実な彼の仕事ぶりが、まずとても好ましく、そしてミステリーの展開に唸る。
ラストには、これで良いのか、と一旦自分に問いかけて、やはりこれで良かった、と素直に感じてしまうのだ。

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マンガの新作は、友人から借りた以下の2作。
両方とも面白かったー。

関川夏央・谷口ジロー 「坊ちゃんの時代」全5巻
西炯子 「娚の一生」全3巻

自分で買ったのは、

「百姓貴族」2巻
「銀の匙」3巻
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  by wordworm | 2012-05-09 11:57

読書記録:2012年3月

でぶじゃないの

メグ・キャボット 「でぶじゃないの、骨太なだけ」

シリーズ3作目。主人公の元アイドル歌手のヘザーちゃんが、変わらずケナゲでいじらしい。
ベベ・ベネット・シリーズと重ねてしまうところもあるんだけど、色々ダメダメなヘザーは、更に身近。
ようやく実った恋が、上手くいきますように。


シャンハイ・ムーン

S・J・ローザン 「シャンハイ・ムーン」

大好きなこのシリーズも、すでに9作目になるのだけど、マンネリどころか、作を追うごとにレベルを上げているのが、すごいったら。
今回はリディア視点で、雨降って地固まるようなビルのサポートが、一層頼もしい。
各人の辛い過去が絡まって、胸が痛くなくほどの切なさを覚えるのは、このシリーズならでは。


探偵稼業

レジナルド・ヒル 「探偵稼業は運次第」

名前は聞いたことはあっても、読むのは初めてなシリーズ。
軽妙なシャレの連発は、私のタイプのはずなのに、なぜかノるのに時間がかかってしまい。
後半になって、ようやくぐんぐんとページをめくる手が進み、別な本も読んでみたくなって、一安心。(なぜだ)


五番目のコード

D・M・ディヴァイン 「五番目のコード」

すごい・すごいと唸るディヴァインの作品だけど、最初から中盤にかけては素晴らしいものの、最後の方にやや肩透かし感を覚えたのは、やはり初期の頃の作品であるせいか。
でも彼の本は、中身を見ずとも、これからも買ってしまうだろうなあ。


夜明けのパトロール

ドン・ウィンズロウ 「夜明けのパトロール」

ここ数作のドン・ウィンズロウは、本当にすごい。
ニール・シリーズの頃はそこまでとも思わなかったのに、「犬の力」あたりから、単発で畳み掛けるような文章と描写で、ページをめくる手が止まらない。
訳文の良さもあるのだろうけど、彼自身の文体も変わったのかな。(原書を読めよ)


殺し屋

ローレンス・ブロック 「殺し屋」

殺し屋ケラーの連作短編集。
ちょー凄腕というわけではないけれど、着実に仕事をこなすケラーの、等身大のスリル感が快い。
その中で、犬や彼女との顛末や、老いたボスへの思いなど、しんみりさせてくれるエピソードも、適度に散りばめられている。


リザ・スコットライン 「見られている女」

古いお気に入り本を、久々に読み返す。
弁護士や裁判官など、女性の法従事者を主人公にした彼女の作品は、どれを読んでも面白い。
この本は彼女のデビュー作にあたり、やや詰め込み過ぎ気味でもあるのだが、ハラハラ・ドキドキのサスペンスと、メアリーの悲哀や焦り、愛情が、素直に迫ってくる良作。


ゴールデン・パラシュート

デイヴィッド・ハンドラー 「ゴールデン・パラシュート」

軽妙洒脱といえば、ハンドラーのホーギー・シリーズが真っ先に浮かぶのだけど、別シリーズのこちらは、ホーギーとは色をかなり違えるものの、1作目から一気にお気に入り。
シリーズ3作目の今回も、裏切られない面白さ。
なんだが、あの終わり方はないだろう! 明日にも4作目を出してください!(必死)


小澤征爾さんと

村上春樹 「小澤征爾さんと、音楽について話をする」

クラシックを知らない人にも楽しめる、という評判ではあるが、ある程度知っている人の方が、更に楽しめると思われる対談集。
世界の巨匠の小澤氏の、温かい素顔を見事に引き出した、村上さんの手腕と知識も素晴らしい。
スコアを譜面台に立てながら、オケの練習にのぞんでいた学生時代の仲間と自分を思い返しては、ひたすらに懐かしく、また戻りたく。

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マンガの新作は、友人から借りた以下の3作。

「あずまんが大王」全3巻

「看護助手のナナちゃん」1・2

「MOON-昴 ソリチュードスタンディング」1~7巻

自分で買った新刊は、

「ちはやふる」15巻
「3月のライオン」7巻
「銀の匙」2巻
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  by wordworm | 2012-04-04 12:56

読書記録:2012年1月

木星の骨

フェイ・ケラーマン 「木星(ジュピター)の骨」(上・下)
         「蛇の歯」(上・下)
         「死者に祈りを」(上・下)
         「正義の裁き」(上・下)


最新刊「木星の骨」を読んで、その前のも読み返して、という流れ。
いつもながら中身がぎゅっと詰まったミステリーで、謎解き以上に、デッカー家の家族模様や、サイコには至らない上質なサスペンスが、大好きなシリーズ。


オバサンとサムライ

養老孟司・テリー伊藤 「オバサンとサムライ」

テリー氏の謙虚な姿勢が、養老先生の話の流れを崩すことなく引き出してくれている。
非常にわかりやすく、さらっと読み通せる対談本。


三本の緑の小瓶

D. M. ディヴァイン 「三本の緑の小瓶」

初期の作品だけあって、最近のディヴァインほどの冴えはまだ見られないものの、ドラマ性と着眼点はさすが。


日本語教室

井上ひさし 「日本語教室」

講義録なので、読んでいる間中、脳内で、井上氏のあの優しい口調で文章を再生していた。
何を読んでも、賛否は別として、巨人だなあ、と思ってしまう。


ウィンター・ビート

サラ・パレツキー 「ウィンター・ビート」

ヴィクの不器用さと周囲の反感が、すでにデフォルト。
痛いなあ、なんとかならんかなあ、でも自業自得な面もあるよね、なんてオバサン的なツッコミもいつも通りに読了。


水晶玉は嘘をつく?

アラン・ブラッドリー 「水晶玉は嘘をつく?」

シリーズ三作目なんだけど、初めて読んでみた。
読みにくくて、ストーリーにもノレなくて、何度も手が止まったのは、原作のせいか、それとも訳のせい?


夜を希う

マイクル・コリータ 「夜を希う」

ハードボイルドで、サスペンス。これはかなり面白かった。
最後の方の追跡劇の迫力は、相当なもの。


ミレニアム2

スティーグ・ラーソン 「ミレニアム2:火と戯れる女」(上・下)

大評判のミステリーで、例に漏れず私も大はまり。
生まれも育ちも全く違うのに、リスベットに思いっきり感情移入。

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今月の読書が少なめなのは、図書館や友達から借りたマンガが色々あったから。(幸)
こちらも、タイトル記録。

矢沢あい 「NANA-ナナ-」1~21巻

ヤマザキマリ 「テルマエ・ロマエ」1~4巻

羽海野チカ 「ハチミツとクローバー」全10巻

池田理代子 「栄光のナポレオン」全12巻

中村光 「聖☆おにいさん」1~4巻
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  by wordworm | 2012-02-02 12:50

「トルコで私も考えた」

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高橋由佳利著
「トルコで私も考えた」
集英社 (1996/12)
ISBN-13: 978-4088642734


最初は旅行者として訪れたトルコにすっかりはまり、トルコ人の旦那様と結婚、現在はトルコと日本と二カ国に住む作者のエッセイマンガ。
トルコ料理についての箇所は、どのページもヨダレモノ(お前だけだ)

しかし高橋由佳利、どうしてるのかなあと思っていたら、全く新しい世界でがんばっていたのだね。
好きだったなあ、この人のマンガ。「なみだの陸上部」「過激なレディ」「プラスティックドール」などなど。ああもう、これも全部日本に置いてきたし。

お嬢の親友の一人がトルコ人なので、お嬢は彼女に色々聞いてみたらしい。が、彼女自身はオーストラリアで育ったので、それほど詳しく知らないんだって。
今度はお母さんに聞いてみようとお嬢と話してる。「トルコって、本当に太ってる方が美人なの?」とか。だって彼女達はすごく綺麗だけど細いんだもん。

このマンガによると、トルコ料理は家庭料理が基本で、奥様方は大変もてなし上手の料理上手が多いらしい。「レストランの料理みたい!」とは、ほめ言葉じゃなく侮辱になる恐れがあるらしい。
これは彼女達によると本当です。家で作る方がずっとおいしいから、外食はしないんだって。
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  by wordworm | 2006-08-29 12:49

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