読書記録:2013年4月

クラバート

プロイスラー 「クラバート」(上下)

子供の頃から大好きなプロイスラーで、まだ読んでない翻訳本があると知って、大喜びで購入。
民間伝説を元にしているそうだが、彼オリジナルの素晴らしい物語に仕立て上げられていて、児童文学だからこそ、胸に真っ直ぐ届くメッセージに打たれる。
暗く、隠喩に富んでいて、読み終わった後も動悸が治まらず。


感謝祭は邪魔だらけ

クリスタ・デイヴィス 「感謝祭は邪魔だらけ」

コージーの新シリーズ、第一弾。食傷気味の形式であっても、手に取ってしまう……
米国に溢れる家事アドバイザー、アイディアだけでは仕事は来ないわよ、というアレコレも垣間見えたりして。
キャラも特別魅力的なわけでなく、ミステリーとしても中途半端な感があり、次巻以降はどうしよう。気軽に読めるのはいいんだけど。


RDG5

荻原規子 「RDGレッドデータガール5 学園の一番長い日」

とうとう定価で買ってしまった、文庫の5巻。最終巻の6巻の文庫化は、いつなのだ。
悪が完全な悪でなく、まだまだ学生レベルであったりするところも、楽しく没頭できるファンタジー。
うん、これってやっぱり、青春ストーリーなんだよね。(憧)


名著講義

藤原正彦 「名著講義」

日本文学をロクに読んでない私が、概略だけ知りたいというズルをしたかった、わけではなく、大好きな藤原先生の本だから。ほんとです。
武士道礼賛の姿勢を一貫して崩さない先生の姿勢も素敵だし、素直に読み解いて、素直に感動する女子大生の皆さんも好ましい。
日本の教育、本当に色々変えていくことができるのになあ、とため息。


ミステリ作家の嵐の一夜

G・M・マリオット 「ミステリ作家の嵐の一夜」

前作も面白かったけど、2作目も良かった、良かった。
なんというか、がん、と圧倒するより、細かい糸を沢山絡み合わせた迷路を歩くような、そんな雰囲気のミステリー。好きです。(親指立て)
これは、3作目の翻訳が待ち遠しい。新しく主要キャラになりそうな人も出てきたことだし。


チューダー王朝弁護士シャードレイク

C・J・サンソム 「チューダー王朝弁護士シャードレイク」

16世紀のイングランドで、かのクロムウェルに仕えるシャードレイク。
歴史ミステリに大変弱い私、今作もなかなかの面白さ。修道院とか大好物。
ただ、舞台設定頼りのところも否めず、ミステリーとしてはそこそこか。次作以降を読むとすれば、シャードレイクという人物の魅力と、彼を取り巻く時代背景が主な理由になるんだろう。
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  by wordworm | 2013-05-19 04:54

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