「『お買いもの』のいいわけ」、他2冊

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堀井和子著
「『お買いもの』のいいわけ」
幻冬舎 (2002/09) 、ISBN-13: 978-4344002449
「私が好きなルール」
幻冬舎 (2003/12) 、ISBN-13: 978-4344004504
「1/10000 department store」
筑摩書房 (2003/03) 、ISBN-13: 978-4480877475


友人から譲り受けた堀井和子さんの本を3冊読む。
この本を手にするまで、堀井さんの名前ぐらいしかしらなかったという無知ぶりは相変わらずだが、背景も調べないままに読んでも、どういうことで名前が知られている人かというのが伝わってくる。

ブログ巡りをしていると、自分の好きな雑貨や料理、映画などに焦点をあてた、センスの良いサイトに沢山出会う。
特定の物に対するこだわりやしっかりした考え方がうかがえたり、更にそれに素敵な写真までアップされていたりして、あくまで物にフォーカスがありながらも、じわじわとクローズアップされてくるのはその人自身の姿であり。
直接面識がなくても、何か繋がりや共感を覚えることができたり、ひたすら憧れの念をいだいたりしてしまう。

堀井さんの本は、それのオフライン版のよう。ノート1冊、湯呑み1つであっても、今後長く付き合っていけるものかどうか、じっくり向き合って考える氏のこだわりが綴ってある。
そうかと思えば、一瞬の感性で即決されてしまうものもある。下手に肩に力を入れない姿勢が、更なる心地よさを感じさせてくれる。
ほんとに特別なことなど何もない淡々とした日常の中さえ、そんな姿勢をもって見つめれば、どんな些細なものにも言葉を見つけられるのであって、実はどんな人でも視点を合わせれば、大なり小なりできることではないだろうか。
それが例えば道端の草花から自転車への興味、気に入ってためた雑誌の切り抜き、ご家族への思いなど、堀井さんだからこそ表せるのだという、一段違う場所に立つ形がここにある。

姪御さん達の絵や文字を使った手作りデパートは、別視点からも特に心惹かれた。
自分自身の生活は人に見せつけるものではないのだから、センスについて気に病む必要はないだろう。
ただ自分が心地良いか、長く続けていける形であるのかを、日々小さなものに見つけて問うていけば良い。
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  by wordworm | 2005-08-20 05:09

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