「世にも美しい数学入門」

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藤原正彦・小川洋子著
「世にも美しい数学入門」
筑摩書房 (2005/4/6)
ISBN-13: 978-4480687111


数学どころか算数時代に落ちこぼれた私が、なぜこの本を手にとってしまったのか。恐るべし、藤原正彦氏の魅力。(ただのファン)

エッセイストとして名前が通っている氏だが、本職は数学者。御自身のエッセイの中で何度も繰り返されていたのが、「数学は美しい」という言葉。この本ではその美しさについて、数学者を主人公にした小説を書かれたことのある小川洋子氏と語り合う内容になっている。
白状すると、有名な公式や難問を解説しているところはほとんど理解できなかったのだが(うつけ者)、数学が好きな人ってあの世界をこう感じるんだ、という感覚を解説してもらったという感じ。

人それぞれに育まれる美意識があるが、数もずばり数感覚が育たないとどうしようもない。それは生活の中で磨かれる数感覚と、美意識のエリアにて育つ数感覚の2つがあり、前者がうまく育てば好成績をとることができるであろうが、更に数学者となるには後者の感覚が絶対不可欠のようである。
両者とも育たない場合、数学、ひいては物理を天敵と見なす輩となるのだな。私のように。(胸をはる)
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  by wordworm | 2005-06-14 07:15

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