「死より蒼く」

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フィオナ・マウンテン著、竹内さなみ訳
「死より蒼く」
講談社 (2004/11)
ISBN-13: 978-4062749312


若い女性が失踪し、残された古い日記から彼女を追うミステリー。

探偵役を務めるのがナターシャという女性で、職業は系図学者。おかげで初めて系図学という存在について、少しばかり知ることになった。
どうやら家族史をまとめることは、それなりにポピュラーな趣味らしい。イギリスで紋章院なるところがあり、家族の紋章からルーツを辿ることができるのなら、きっと日本も家族の紋から色々なことを調べられるのだろうな。

”家族史探偵”という謳い文句がついたナターシャ、これがシリーズ1作目ということもあり、彼女自身の複雑な過去・抱えたトラウマの説明と重ね合わせて事件を追う筋立てになっている。
今回、彼女の背景や関連キャラの方にかなりのページが割かれていた為、ミステリーとしての面白さには欠けるところもあったが、その分2作目への期待も膨らむ。彼女の今後という意味でも先が楽しみなシリーズ。
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  by wordworm | 2005-05-08 07:41

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