「天使と悪魔」(上・下)

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ダン・ブラウン著、越前敏弥訳
「天使と悪魔」(上下)
角川書店 (2003/10/31)
ISBN-13: 978-4047914568
ISBN-13: 978-4047914575


その「ダヴィンチ・コード」の前作。これが主人公・ラングドン教授のデビューに当たるらしい。

先に読んだ「ダヴィンチ…」ではあっさりと犯人がわかったのだけど(ただの勘)、こちらは最後までわからなかった。美術や歴史の多彩な知識がちりばめられていたのが楽しかった2作目に比べ、1作目はよりミステリー色が濃い。盛り沢山の要素が絡み合っている。

教皇の死によりコンクラーベが行われるヴァチカンを舞台にしており、はからずもタイムリーな読み時。かつてヴァチカン市内に3日間滞在したことがあるのだが、いまだサン・ピエトロ大聖堂や大広場は忘れがたく、街中の描写が臨場感あふれるものとして読めたのはそのおかげかもしれない。

「あらゆる信仰とは、この世には人間の理解を超えた存在があり、私たちはその存在に対して責任を負っているという戒めなのだ」との一文にうなる。改めて宗教と科学の在り方を考えるチャンスをくれる本。
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  by wordworm | 2005-04-22 07:48

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