「黒いユニコーン」

e0111545_8133399.jpg
テリー・ブルックス著、井辻朱美訳
「黒いユニコーン」
早川書房 (1989/12)
ISBN-13: 978-4150201333


ランドオーヴァーシリーズ2巻目。
前作で魔法の王国ンドオーヴァーを百万ドルで買い、王になったベン・ホリディ。今度はかつての宮廷魔術師が罠を仕掛けてきて、王座を取り上げられる話。

前回、いかに自分を強く信じるかという気持ちの強さでもって、王の座を勝ち取ったベンは、今度は目くらましの魔法と戦うことになる。「物事の真実を知りたいなら、自分を見極めることだ」との妖精界の猫の言葉。鍵は全て自分の中にある、とのテーマは、前作と変わらない。ランドオーヴァーという国に降りかかる試練を通して、ベンという都会から来た人間が、今までは必要のなかった別な部分を成長させてゆく。

一体、私達の生きているこの世界が現実なのか、それとも膜のようなものを隔てて、実は別な世界と重なり合っているのか。私達がそれに触れるやり方を忘れてしまっただけなのか。
こんな風にふと思ったら、それはもしかして、気づかないうちにユニコーンがそばを通り過ぎたからかもしれないね。
[PR]

  by wordworm | 2005-03-11 08:11

<< 「魔術師の大失敗」 「レモンメレンゲ・パイが隠している」 >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE