「死、ふたたび」

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シルヴィア・マウルターシュ・ウォルシュ著、横山啓明訳
「死、ふたたび」
早川書房 (2004/12)
ISBN-13: 978-4151750014


歴史小説を書いていた男性が不審な死を遂げ、主人公の女医がその小説に鍵があるのではと疑いながら巻き込まれていくストーリー。

構成が面白く、本筋の合間に、彼が書いたとされるロシア大公妃エカテリーナや英外交官、ポーランドの伯爵の小説が挟み込まれていて、それだけを抜き出して読んでも十分に面白い。主人公の亡夫がユダヤ人なので、その母の収容所での体験や、ポーランドの国事情など、色々と背景は奥深い。ミステリー自体は単純な謎だが、サイドストーリーが重なり合って重さを出している。

久々にまたエカテリーナの本でも探してみようかと考え中。
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  by wordworm | 2005-03-05 08:16

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